株式会社アーキ・コミュニケーション研究所

建築各分野とも高度化され、個人にもよりいっそう専門性が求められる現状の中で、資格取得の意味はいったいどこにあるのでしょうか？

建築士試験を受験する目的は、合格して資格を取ることに勿論あると思います。
しかし、学習の過程で学んだことを各自がどう位置づけるか考えてみることも重要なことです。

試験の出題は広範囲にわたっていますので、日常業務の中で距離を置いていた分野を改めて学習し直す良い機会となります。資格取得を通じて学び直すことで、建築教養過程としての基本的な知識・技術を修得し、その後に携わるより高度な専門知識を強化するための基盤を築くことができると考えます。
（1997.11）

木藤浩実
代表取締役／一級建築士

［略　歴］
東京理科大学工学部第一部建築学科卒業後
建築系専門学校勤務を経て
93年一級建築士事務所オフィスケイアイテン設立
（09年廃業）
97年株式会社アーキ・コミュニケーション研究所設立
08年株式会社すじゅう設立（代表取締役）

［講師歴］
ゼネコン、ハウスメーカー等の企業内建築士資格取得研修において学科及び設計製図講師