令和2年一級建築士
設計製図試験合格基準

 

設計課題

高齢者介護施設

採点のポイント

(1)空間構成
①建築物の配置計画
②ゾーニング・動線計画
③要求室等の計画
④建築物の立体構成等

(2)建築計画
①自然光の取入れ方や自然換気の工夫
②要求室の機能性等
③図面、計画の要点等の表現・伝達

(3)構造計画
①耐震性を考慮して計画した建築物の構造種別・耐震計算ルート等
②車寄せ上部(屋根、庇等)の構造の計画
③地盤条件踏まえた基礎構造の計画

(4)設備計画
①高齢者介護施設としての空調計画
②インフルエンザやノロウイルスへの対策


※設計条件及び要求図書に対する重大な不適合
① 「要求図面のうち1面以上欠けるもの」、「計画の要点等が完成されていないもの」又は「面積表が完成されていないもの」
② 地上3階建てでないもの
③ 図面相互の重大な不整合(上下階の不整合、階段の欠落等)
④ 建築面積が1,468.8m2を超えているもの
⑤ 床面積の合計が2,400m2以上、3,000m2以下でないもの
⑥ 次の要求室・施設等のいずれかが計画されていないもの


個室、共同生活室、宿泊室、デイルーム、多機能便所、浴室、スタッフルーム、訪問介護スタッフルーム、エントランスホール、事務室、面会ラウンジ、地域交流スペース、調理室、会議室、医務室、相談室、職員休憩室、消火ポンプ室、受水槽室、PS・DS・EPS、寝台用エレベーター、人荷用エレベーター、車椅子使用者用駐車場、車寄せ


⑦ 法令の重大な不適合等、その他設計条件を著しく逸脱しているもの

採点結果の区分(成績)

●採点結果については、ランクⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳの4段階区分とする。
ランクⅠ:「知識及び技能」を有するもの
ランクⅡ:「知識及び技能」が不足しているもの
ランクⅢ:「知識及び技能」が著しく不足しているもの
ランクⅣ:設計条件及び要求図書に対する重大な不適合に該当するもの
*「知識及び技能」とは、一級建築士として備えるべき「建築物の設計に必要な基本的かつ総括的な知識及び技能」をいう。

●なお、採点の結果、ランクⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳのそれぞれの割合は、次のとおりであった。
ランクⅠ:34.4%、ランクⅡ:5.6%、ランクⅢ:24.3%、ランクⅣ:35.7%

●受験者の答案の解答状況
ランクⅢ及びランクⅣに該当するものが多く、具体的には以下のようなものを挙げる ことができる。

  • 設計条件に関する基礎的な不適合:「各ユニットのゾーニング等が不適切」、「要求し ている室の欠落」、「要求している主要な室等の床面積の不適合」等
  • 法令への重大な不適合:「延焼のおそれのある部分の位置(延焼ライン)と防火設備の設置」、「道路高さ制限」や「直通階段に至る重複区間の長さ」等

合格基準

採点結果における「ランクⅠ」を合格とする。


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