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◆何が不安なのだろうか?
大学を出て社会人1年目で受験する方にとって、施工などは経験上具体的なイメージもわかず、問題の記述が「何を言っているのかよくわからない」ということで、不安に思うこともあるでしょう。
しかし、施工1教科をみたとき、出題されるすべての分野がわからないのか?それともある特定の分野にわからないと思っていることが集中しているのではないか?もう一度よく点検してみて下さい。
二級の場合、昨年の合格基準点は、各教科13点以上、4教科合計で60点以上とされています。4教科15点ずつ取れれば60点となり、合格の可能性が出てきます。
ここで、少しネガティブな見方をすれば、15点取るということは、25問中10問は落とせる問題があるということになります。
例えば、施工の各部工事の中で、何問解いてもよくわからず、正解になる可能性の低い工事がいくつかあったとします。鉄筋コンクリート工事以外は1工事だいたい1問なので、この正解になる可能性の低い工事が、落としてもいい問題と考えられないか点検してみて下さい。
また、1教科でも20点近く得点できるものがあれば、他の教科をこれでフォローすることもでき、落としてもいい問題が1教科につき2問ずつ増えます。2問ずつというのは、教科ごとの合格基準点をクリアするように、最低でも13点は取らなければならないからです。
試験直前になって、わからないことがあれば誰でも不安に思うものです。
しかし、よくわからないことが、ある特定の分野に偏っているのであれば、100点をめざしていない限り、こういった不安は解消できるものではないでしょうか?
◆試験終了までやるべきこと
落としてもいい問題について話しましたが、40問以上落してしまったら合格が難しくなることを前提にしてのことです。
ポジティブに考えれば、落してはいけない問題については、確実に得点できるようにしておくことが重要で、つまらないミスは許されないということです。
よくあるミスとして、「最も適当なものはどれか」という問に対し、1番の記述が不適当であると、他に3つ不適当な記述があるにもかかわらず、1番を答えだと思い込んでしまう。
それと、問題3の答えが5番だとわかっているのに、マークするときに3番(問3だから)としてしまう。
こういったつまらないミスは、「落してもいい」とか「落せない」とかいう次元の問題ではなく、集中力に起因することです。
また「どこかで見たなあ」と思うような記述が、数多く含まれているのも二級建築士の試験の1つの特徴です。
こういったことから、試験が終わるまでやるべきことを、いくつかあげておきます。
- 一度学んだことをよく振り返り頭に入れ直しておく
- 過去4年くらいの問題の記述を1つ1つをよく読み直しておく
- どうしてもわからないことに固執しすぎない
- 試験中は集中力を発揮し問題をよく読む
- 試験中わからない問題が出てきたら「落してもいい問題」もあることを思い出す
さあ、ここまできたら、今の自分の実力で受験するしかありません。
残りの時間で何をすれば60点以上手堅く得点できるのかよく考え、最善の対策を選択して下さい。
ご意見・ご質問などあれば、kito@archicom.co.jpまでご連絡下さい。
2001年6月28日
建築士の塾 木藤浩実
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