平成11年版と12年版法令集の違いについて一言!

 

 
二級建築士の試験概要が3月7日に発表され、試験での適用法令は今年の1月1日現在において施行されているものとなりました。
一級については、4月下旬の発表まで断言はできませんが、おそらく同様の扱いになるのではないかと思います。
今年の6月から施行される法令が適用されないのであれば、昨年と変わりはないことになります。
したがって、新しく12年版法令集を買う必要はないのではないかと考える方もいると思いますが、はたして難点は生じないのでしょうか?
霞ヶ関出版社の法令集(青本)に基づき、以下話を進めます。
11年版法令集では、基準法に関しては、昨年改正される前の法律第1条〜第102条(以下「前のページ」と呼びます)の後に、昨年5月1日から施行された改正法「1年以内施行」(以下「後のページ」と呼びます)と今年の6月から施行される「2年以内施行」の2段階に分けて編集されています。
また、「1年以内施行」に関する改正施行令の内容は、追録版として出版社から後日送付されるようになっていましたので、この部分だけ別冊になってしまいます。
11年版法令集にも、「1年以内施行」の内容は含まれていますが、法第6条・法第6条の2の建築確認の条文などは、「前のページ」と「後のページ」を行ったり来たりと見なくてはならないことに難があります。
また、法第43条第1項の接道義務法第44条第1項第二号の道路内の建築制限において、「1年以内施行」から特定行政庁の許可が必要になっていますので、うっかり「前のページ」で解釈してしまうと、問題によっては、正誤が180度違ってしまいます
こういったことを含めて考えますと、12年版法令集は新たに買う必要があると思います。
当然のことですが、11年版ならまだしも、それ以前の法令集で受験するのは、1・2点捨てるのと等しい行為だと言えます。
昨年の試験では、合格ラインが70点代に突入し、高得点化の時代に入ったとも言えます。
得点可能な問題で、1・2点落としていては、70点以上取ることは難しいと思いますので、法令集の選択にも慎重さが必要です。

ご意見・ご質問などあれば、kito@archicom.co.jpまでご連絡下さい。

2000年3月14日
建築士の塾 木藤浩実


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